1951年には、社名をティスメタル・リオネル・デュポンと改め、パリ証券取引所に上場しました。 電気機械工業、自動搬送システム、合成繊維、工業用濾過装置、航空機器などの新しい技術市場に焦点を当てた多角的なエンジニアリング事業に乗り出しました。 1985年に金属製造事業を売却すると、社名をテレフレックス・ライオネル・デュポン(TLD)に変更しました。

1990年から1992年にかけて、地上支援機器部門を創設しました。 すでに存在していた空港のバゲージ・ハンドリング・システム事業に加えフランスと米国でTRACMA、ALBRET、ERMA、DEVTEC、COCHRAN WESTERN – LANTISなどの企業買収を行いました。

1990年にTRACMA(バゲッジトラクター、航空機用牽引車)及びALBRET(パッセンジャーステップ、汚水車・給水車)を取得しました。 これらの会社は主にフランス語圏の国々でよく知られたブランドで した。 1991年、TLDは、ベルトローダー、トランスポーター、ケータリングトラックといった製品ラインを持ち、輸出を指向していたエルマ社を買収しました。 これらの買収を経て、TLDは欧州のGSE市場において圧倒的な存在感を示すようになりましたが、米国やアジア市場ではまだ存在感を示していませんでした。

これらの市場に進出するため、TLDは1991年にDEVTEC Corp(米国)とその子会社Accessory, Controls and Equipment(ACE)、DEVTEC Co(香港)の2社を買収しました。 1992年には、カリフォルニア州にあるカーゴローダー製造の専門会社、ランティス・コーポレーションがTLDグループに加わりました。

これらの買収により、TLDはGSE製品の完全なラインナップと国際的な販売・サービス網を提供できるようになりました。 空港用地上支援機器の世界的なリーディングサプライヤーに急成長していきました。 統合会社の歴史、文化、人材を最大限に活用するため、経営統合のフェーズは数年に及びました。

当時、中堅企業であったTLDは、グローバル化に対応するため、再び最新の技術を取り入れ、インターネットを利用した情報システムを導入するようになりました。 1994年には、TLDはインターネットを活用して、コミュニケーションとエンジニアリングリソースの共有を行いました。 1996年、TLDの各チームがひとつになる準備が整いました。

GSE部門の設立と並行して、テレフレックス・ライオネル・デュポンは航空地上支援機器に集中するため、1992年から1998年にかけて産業用濾過装置、手荷物搬送システム、航空機器部門の売却を行いました。